第11回メフィスト賞同窓会/ポートフォリオ

メフィスト賞同窓会にいきました。
メフィスト賞については、皆さんご存知の前提で話をします。
メフィスト賞が創設されたのは、今から20数年前のこと。小説家同士が交流する機会はほとんどなく、だったらそういう機会を持とうよと話が持ち上がったのが11年前のこと。以来、毎年この時期に同窓会と称して、過去のメフィスト賞受賞者が集まって歓談しています。
僕は忙しかったりなんだったりで、同窓会には出席することもあればしないこともあります。最近はほとんど欠席です、そもそも小説から遠ざかっているので。
今年は仕事が忙しくないこともあり、久しぶりに出席してみました。
今回出席した小説家は12名です。お馴染みのメンバー+最近の受賞者でした。()内はメフィスト賞の受賞回です。
清涼院流水さん(2)、乾くるみさん(4)、積木鏡介さん(6)、浅暮三文さん(8)、霧舎巧さん(12)、石崎幸二さん(18)、秋月涼介さん(20)、北山猛邦さん(24)、矢野龍王(30)、汀こるものさん(37)、柾木政宗さん(53回)、木元哉多さん(55)でした。
出版不況と言われて久しく、今、売れっ子を除いて推理小説は売れていません。それだけが理由ではありませんが、だから僕も小説家を廃業(?)したわけです。皆さん大変じゃないかなと心配しながら出席しましたが、明るく元気に過ごされています。いまだに現役を貫いている方もあれば、僕みたいに別の収入源に頼っている方もあれば、そのどちらでもなく細々とやっている方もあれば、という印象でした。本当に様々のようです。文字どおり苦境に追い込まれている小説家は、ここにもこられない状況かもしれません。
僕「今はブロガーやユーチューバーといった馬の骨が荒稼ぎする時代。彼らにはより優れた作品を作って日本の文化を高めようという意識が皆無である。いわば粗悪品が席巻する時代に、小説家が丹精を込めて小説を書く意味を見失った」
某氏「今はそうかもしれない。最後は本物が必ず残るよ」
そうかな? そうなのかな?
「悪貨は良貨を駆逐する」と考える僕より、推理小説に対して前向きに活動されている方が多いように感じました。僕のように「優れた作品をこの世に放っていきたい。しかし表現方法は推理小説に拘らない」というタイプは稀れのようです。
自分の向かうべき道を立ち止まって考えるよいきっかけになりました。



週末恒例となりつつあるポートフォリオの報告です。
まずはアセットアロケーションです。現預金と確定拠出年金を除いたものが上図です。現預金は僕自身が総額をキャッチできていないので、表現できません。確定拠出年金は資産額を確認するのにいちいち専用サイトにログインして……と面倒臭いし、そもそも少額なのでという理由です。
資産と呼べるものとして、上記を除くと今は日本株式とアメリカ株式しか保有していません。
アメリカ株式は株価下落に見舞われて、僕の中では「お荷物」になっています。リスク資産ゆえ仕方がありませんが、泣けます。そのためアメリカ株式についてまだ多くを語れません。
アセットアロケーションは今後大きく見直したいと考えていますが、とにもかくにもアメリカ株式が今の状況から脱却しないことには話が始まりません。


日本株式については新たに女子銘柄をひとつ加えたため、ポートフォリオの上位に変動が生じています。が、もはやごちゃごちゃしていて、どれがそれなのか周りには判別不能です。
ポートフォリオの上位10銘柄=約40%を女子銘柄で固めているのが、僕の投資戦略の核です。おかげで日本株式は好成績を上げています。
僕が保有している銘柄の99%を占める株主優待は、実は僕にとって「ついで」に過ぎません。「株主優待という礎の上にキャピタルゲインがある」という独自の考えに基づき、こうしています。