コラム:学歴は必要か

学歴は必要か? というネット記事を見かけたので……。
是非以前に、僕はなぜ大学に進学したのか?
理由は以下の2つです。
①○○大学合格という形で自分の偏差値を記録しておきたかった。
②自分にはなにができてなにができないのか大雑把に知りたかった。そのために大学生活4年間の猶予が欲しかった。
20歳前後の僕って自分のことがよくわからなかったので、色んなことにチャレンジしました。大学受験、サークル活動、創作活動、クイズ、アルバイト、海外旅行、資格取得、株式投資、恋愛などなど……。それぞれのチャレンジを通じて、自分の特性に関する基礎データを収集できたのが、大学生活4年間の大きな成果だったと痛感しています。おかげで社会人になって「どういう分野でどの程度攻め、どの程度守りに入ればいいのか?」という戦術を立てるのが非常に上手くなりました。まさに僕のサバイバル人生の原点です。
大学で専門知識を身につけたいとは思いませんでした。あくまで僕の進学の目的は上述の①と②だったからです。
また就職活動や昇進に学歴を役立てようという気もありませんでした。そもそも僕はサラリーマン志望ではなく、著述業志望です。今でもサラリーマンを続けていますが。
僕にとって「いい会社に入って偉くなること」はたまた「高い給料をもらうこと」は優先度の低い事項に過ぎず、そこに対して学歴が有効か否かを論じることに意味を感じません。
だから冒頭の「学歴は必要か?」ですが、「進学目的によっては有用」というのが僕の見解です。
僕自身は①と②の目的を充分に果たしたので、有用でした。