株主優待129:武蔵野興業

SF系の小説家が自殺されたのだとか。近年小説の仕事が激減し、自殺に繋がったのではないかとか。
やりたいこと(小説で飯を食うこと)はやれたし、明るい将来は望めないし――みたいな理由かもしれません、僕の勝手な憶測ですが。
専業作家はギャンブルです。成功する確率の低いギャンブル。
僕は兼業作家でしたが、当時は専業作家の方々が羨ましかったです。兼業作家だとどんなに頑張っても年に1冊しか刊行できません。特に僕は毎月の残業時間が尋常ではないシステムエンジニアだったので。小説家は人気商売なので、売れているときに一気に書いて売っていかないといけないのに、自分にはそれができません。とても歯痒かったです。
でも専業作家へ転身という考えは、僕にはありませんでした。一度しかない人生なので、絶対に人生で失敗するわけにいきません。専業作家というギャンブルを回避したがために、結果的に自身の小説家としての寿命を縮めてしまいました。
もちろん自身の選択に寸分の後悔もありません。むしろ自身の人生に満足しています。
今回のように小説家の不幸な行く末の報道を目にするたびに、兼業作家に踏み止まってよかったと改めて痛感します。
夢を追うことは大切です。しかし夢を諦めることも、それと同じくらい大切です。
56年間の紆余曲折の人生を歩み、そのように感じています。
で、今日も創作活動を細々と。

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

f:id:colosseum:20211212180708j:plain
今年129個目の株主優待をもらいました。武蔵野興業です。
映画鑑賞券4枚をもらいました。新宿武蔵野館で利用できます。1,900円x4枚=7,600円相当の株主優待になります。
新宿武蔵野館はね……使い勝手が悪いのですよ。2週間限定の上映の作品が少なくありませんが、かつ初日から3日間は利用不可ってどうすればいいの! みたいな。しかもテアトル系列と同じような作品を上映するので、テアトルの株主優待があれば、こちらはさほど……という印象です。
シネマカリテには一度もいったことがないので、こっちにいってみようかな、今度。
*20211218追記* シネマカリテは優待の対象外みたいでした。
―――――
2021年の株主優待時価総額:476,332円