成長

新婚の長男夫婦が帰省しました。
結婚して急に成長したな、としばらくぶりに会って改めて感じました。独身の頃は社会人なのに幼い印象しかありませんでしたが、今は普通に一人前。自分の知っている彼とは別人に感じられました。変われば変わるな、と彼と話していてはっきりと感じました。
最近、多様性とかなんとかで生涯独身を貫く人が多いとか。でも多様性は上手く生きていけないことに対する苦しい言い訳に過ぎません。
もともと僕は「結婚によって人は大きく成長できる。子供ができるとさらに飛躍的に成長できる」を持論としてきました。自身の子育てにおいても「いかにいい大学にいくか」「いかにいい企業に勤めるか」も重要かもしれないが、それは「いかにいい人と結婚するか」という最終目的(同時に幸せな人生を歩むためのスタートでもある)を全うするための手段に過ぎず、「いかにいい人と結婚するか」が最重要であるという哲学を貫いてきました。
長男を見て、僕の持論は間違っていないと確信しました。
受験にしても就職にしてもコツコツと努力すれば、誰にでもどうにでもなります。しかし結婚は努力のみではどうにもなりません。人としての総合力が試されます。だからこそ他に優先するべきことがない限り――例えば、有望な俳優として眩いばかりの脚光を浴びているなどでもない限り、適齢期の手前である18~23歳の頃に本気で取り組まなければいけません。