近況報告

自分の部屋でコンピュータに向かっていたら、部屋の隅っこに怪しげな影が。よく見ると、ヤモリではありませんか。
なんで部屋の中にヤモリが!?
よくわかりませんが、とりあえず捕獲に成功。無事逃がしてあげました。
なぜか僕の部屋はそういったものに好かれていて、前はカマキリが布団の上を闊歩していたことがあります。都心なんですけど、一応。

先週、今週とDVDを続けて見ました。
先週見たのは「スラムドッグミリオネア」。去年だったか一昨年だったかに国際線の飛行機の中でこれを見たのですが、あいにく英語で日本語字幕なし。外国語が大の苦手な僕に登場人物達の台詞を理解できるはずがなく、当時は雰囲気だけ愉しんだものです。今回、改めて日本語版で見ました。うん、よかったです。なによりインドの風景がよかった。また、主人公の成長をクイズとクロスオーバーさせて描く手法が、新鮮でした。
そして今日見たのは「監獄島」。デスゲームものと聞き、スルーするわけにはいきません。10人の囚人が無人島に集められ、体育会系のデスゲームを繰り広げる物語です。辛口なコメントをすると、作り手がどこに主眼を置こうとしているのかわからない、焦点のぼやけた作品でした。
A.デスゲームの醍醐味を伝えたい。B.勧善懲悪のドラマを描きたい。C.主役のプロレス芸を見せたい。
デスゲームの骨格を借り、いかにもAに重心を置いた作品に見えますが、どうやら違うようです。たぶんCが目的であり、たまたまデスゲームの設定を利用しただけの印象で、デスゲームへの愛みたいなものがあまり感じられないのです。もっとAにこだわって欲しかった。ただ「ここをこう作ると、視聴者にはこう見えるんだ」などとデスゲームストーリーを作る過程で参考になる部分がいくつか見られ、僕にとっては「スラムドッグミリオネア」よりむしろ実りのある作品でした。