GTF AWARDS2008



● お知らせ ●

GTFとはグレータートウキョウフェスティバルのことです。
ここが「GTF AWARDS2008」というコンテストを開催していました。
http://www.gtf.tv/award2008/index.html
詳しくは上記のURLを参照して頂ければと思いますが、「元気で環境にやさしい東京圏をみっけよう」がこのコンテストのテーマです。
エコスポット部門とエコライフ部門の2つがあり、前者であれば、東京近郊の知られざる自然が残されたエコスポットを写真にしてみんなに紹介するという内容です。
ということで、先日、エコスポット部門に参戦しました。
ところで、エコってなんだ?
なんだと思います?
以前、エコについて僕なりに考えたことがあります。
緑が多ければエコだ、空が青ければエコだという解釈もあるんでしょうが、たぶんこの解釈はエコの本質を突いていません。エコと自然とは異なる概念だと僕は思います。環境破壊の真っ只中で健気に共存する自然こそ、エコの醍醐味じゃないかと思うんです。
そこで「高層ビルの立ち並ぶ都心」と「自然」という相反する状態にあるものを写真に写そうと決め、被写体の選定に入りました。
そして僕が選んだのは、新宿の伊勢丹です。伊勢丹にはアイガーデンという屋上庭園があり、今回の募集テーマにぴったりだと感じました。実際、アイガーデンにいくと、色とりどりの花が植えられ、思わず写真を撮りたくなるような場所でした。
ここを撮影し、つけたタイトルが「新宿の空の上」。
タイトル、なぜこれがエコなのかという紹介文、写真の画質にこだわり、自分なりに納得のいく作品に仕上げました。
ところが、このコンテストは一般投票も受け付けており、一般投票の結果は全体の17位でした。
ここまで丁寧に仕上げて、17位……?
一般投票の結果がダイレクトに賞につながるわけではないようなんですが、がっかりでした。今回に限ったことではありませんが、自信作に対して低い評価を下されるのは、なんともつらいものです。
しかし、僕の作品に票を投じてくれた人の熱い思いが、主催者に伝わってくれたのかもしれません。審査の結果、「新宿の空の上」が受賞の候補に選ばれたと連絡を受けました。
8月23日、授賞式があり、新宿のフェスティバル会場まで出かけました。ちょうど僕が撮影した現場の目と鼻の先に会場がありました。
小雨の降る中、会場に着いてはじめて知らされたんですが、僕の作品がグランプリでした。
会場のあちこちに貼ってあるアワードのポスターに、僕の「新宿の空の上」がでかでかと載っているのを見たとき、「あ……」と言葉が漏れそうになったほどです。
いいところまでいきながら詰めの甘いのが僕の属性なので、どうせ今回も優秀賞止まりかなと思っていたんですが、全体で最優秀の作品に贈られるエコグランプリを射止めました。
賞品は、ずしりと重いガラス製のトロフィーと、副賞として海外旅行です。
感無量です。
こんなに豪華な賞品をもらったのははじめてのことなので。
ご存知のとおり、半年前に僕はミリオン家族で100万円獲得のチャンスを逃しました。あのときのこととか思い出されて、なんか、うん……。
この賞を頂いて、次にどうつながるのかと訊かれると、どうつながるのか自分でもよくわかりません。でも、自分なりに納得のいく作品を作れば、きっと思いは伝わることを今回のコンテストを通じて実感しました。
ありがとうございました。