世界遺産:蘇州古典園林/中国大運河



海外にきています。
中華人民共和国です。この国を訪れるのも、とうとう10回目になりました。過去には、北京、瀋陽、大連、西安、哈爾濱、長春など日本の歴史と関わりの深い場所を色々と訪れましたが、今回は上海です。
好きで上海を選んだというより、ここしかツアーが空いていなかったからという後ろ向きな理由によります。たまには緩い旅もいいかなと思っています。今回は一人旅ではないこともあり。
利用したのは3泊4日の完全フリーツアーです。
一昨日、羽田から上海へ移動しました。
ちなみに一昨日はリニアモーターカーに乗りました。上海市内を走っているので。
もっとも、期待ハズレでした。車内の座席やらなにやらの作りがとてもお粗末。ガタガタと揺れが激しく、残念な乗り心地です。
昨日は鉄道に乗り、上海近郊の蘇州へいきました。蘇州には2つの世界遺産があります。


はじめに、世界遺産蘇州古典園林」にいきました。同世界遺産はいくつかの庭園で構成されますが、そのうち、拙政園と獅子林の2ヶ所をを訪れました。
蘇州の庭園の特徴は中国風建物と池、そして石の組み合わせです。浸食作用によりボコボコに穴の開いた石を取り寄せて、庭園内に積み上げることを美徳としています。特に獅子林がこれにこだわっており、獅子林を見ると、蘇州人がしたいことをおおよそ汲み取ることができます。有名なのは拙政園ですが、見て面白いのは獅子林でした。


もうひとつの世界遺産「中国大運河」ですが、蘇州は東洋のベニスと称されるほど、運河が生活に息づいていました(過去形?)。ベネチアっぽさを感じることはできます。どちらかと言えば、倉敷美観地区に近いかも?
平江路、山塘街の2ヶ所にいきましたが、いわゆる観光地化され過ぎている嫌いがあります。ただ、夕暮れどきの山塘街はよかったです。運河や路地に沿って赤い提灯が並び、趣きある景観を演出していました。夕暮れどきまで粘った甲斐がありました。


蘇州で珍しい果物を見かけ、迷った末に買いました。強烈に毒々しい色の果物です。緑と黄色と赤の3種類があり、僕は黄色を選びました。梅のような食感で、上品な甘みがあります。なかなか乙な果物でしたが、調べてもなんという名前なのかよくわかりませんでした。香檳果みたいな名前で現地では販売されていましたが、これってなに?
あと思ったのが、両替って場所によって交換率がまったく異なるということ。はじめ1万円を空港で交換し、昨日、市中の銀行で交換しました。そうしたら後者のほうが90元も多くもらえました。約1,500円の差なので、馬鹿にならないものだなと改めて実感。
蘇州はそれなりに面白かったですよ。冒頭の写真は蘇州で食べた牛肉麺です。