データベーススペシャリスト

家に帰ったら予想もしない郵便物が届いていて、びっくりしました。賞状でした。国家資格「データベーススペシャリスト」の合格証です。
情報処理技術者の資格は現在12種類あり、データベーススペシャリストはそのうちのひとつです。相当難易度の高い資格です。
僕は新旧含めて7種類の情報処理技術者の資格を持っています。システム監査技術者、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリストなどなど。欲しいと思える資格はすでにひととおり取得してしまったのですが、取れたら取りたいと前から思っていたのが、データベーススペシャリストでした。ネットワークとデータベースはテクニカル系資格の両輪とも言えますから。
そこで、久しぶりにこの大物国家資格を狙ってやろうと思い立ち、今年の春の回に受験することを決めました。
僕はコンピュータで飯を食っていますが、データベースはお世辞にも得意な分野ではありません。そしてデータベース理論に関する生半可な知識で取得できるほど、甘っちょろい資格ではありません。今回の受験にあたり、さすがに「ゼロから」とは言いませんが、初歩から学習しました。使った教材は、翔泳社「情報処理教科書データベーススペシャリスト」です。これはお奨めです。
さて、データベーススペシャリストは午前1、午前2、午後1、午後2の4科目からなり、すべての科目で合格基準点(60点)を上回らなければいけません。
試験を受けてみて、午前1、午前2、午後1では、順調に解答を導くことができました。苦しんだのは午後2です。午後2は、まったくできませんでした。生産管理/販売管理の要件をもとにER図を作成するといった内容の問題を選択したのですが、これがやたらと難しく、しかも全然時間が足りず、散々な出来映えでした。自分では「よほどのことがない限り、不合格」と思っていただけに、合格証が届いたのを見てひどくびっくりしたわけです。
試しに、今さっきインターネットで自分の成績照会をしてみたら、午後2が79点と表示されました。予想外の高得点で、不思議。
データベーススペシャリストの資格を取得したということに、まだ実感が湧きません。ただ去年の冬から今年の春にかけて、創作活動を控え、試験勉強に注力したこともあり、だからこそ結果を出したことの意味は、決して小さくないと感じています。努力というのは必ずしも報われるものではないし、努力しなくても報われることだってありますが、やはり努力してそれが上手く結果に結びついたときの爽快感は格別です。
まだまだ自分はやれる! それを改めて実感した一日でした。