雑記



去年と違い、スケジュール真っ白で虚しいはずのゴールデンウイークでしたが、意外に充実しています。
今月期限の映画鑑賞の株主優待をまだ使い切っていないので、今日はこれを消費するために映画館へ足を運びました。御用達の映画館で見たい映画がひとつもなかったので、電車に乗って埼玉県内の某映画館まで。見たのは昨日封切られたばかりの洋画「アイトーニャ」です。トーニャハーディングという実在のスポーツ選手を描いた伝記ドラマです。こういった事実に基づいた映画のほうが当たりハズレが少なく、安心して見られるように思います。
今回? 感想は……どちらかと言えばハズレでした。
おそらく「才能のある選手が転落人生を歩むまで」を制作者は描きたかったのでしょうが、僕にはそう見えませんでした。主人公のトーニャがさほど才能のある選手に見えなかった(トリプルアクセルは得意だが、フィギュアスケートに必要なそれ以外の要素のダメな選手)し、事件の当事者でありながらちゃっかりオリンピックに出場を果たしてしまうあたり、幸運な人だとは思いませんがあながち不幸な人でもないという中途半端さがどこまでも付き纏いました。つまり「そこそこの実力を有した選手が、そこそこの結果に終わった平凡な物語」に見えてしまったということです。
また肝心の「事件」についてこの映画を見るまで僕は存じませんでしたが、あまりにもしょぼい事件です。
映画にするほどの題材ではなかった! この一言に尽きます。
それでも、邦画を見にいくくらいなら、こっちのほうがいいと思います。