ある男/自分の名前


株主優待の映画観賞券がまもなく期限切れを迎えるため、妻と有楽町まで。
今回鑑賞した映画は「ある男」。
急死した夫(谷口大祐)が実は別人だった(谷口大祐ではなかった)というミステリー仕立ての物語。
期待したほとではなかったです。
見事なまでにご都合主義。特にラストは……。
ちなみに僕はリアルでこういう体験をしているので、フィクションで描かれても驚きはありませんでした。学生時代の友人で「鈴木一郎」としてずっと接してきた奴が実は偽名で、本当は「高橋正」だったみたいな出来事がありました。学園祭のときに彼の親が現れて、たまたま居合わせた僕に「高橋正ってこちらにいますか?」と尋ねたことから事態が発覚。あのときの衝撃度は凄まじかったです。
ってことでこの映画は、僕としては5段階評価で、2.5かな。

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僕にとって「矢野龍王」という名前とは?
ライバルでした。物心がついた頃から、ずっと。
僕にとって唯一無二のライバルが「矢野龍王」という名前だったので、友達をはじめとした「人間」をライバル視したことはありません。
「名前は立派なのに……」と他人から言われるのが絶対に嫌で、それだけは嫌で努力を重ねた人生でした。
※子供の頃、「名前負けしないようにね」と大人から言われることが何度かあった。
矢野龍王という名前がなかったら、たぶん今の僕はありませんでした。
20年くらい前にようやく「矢野龍王」という名前に恥じない生き方ができたと胸を張れるようになりました。今は戦友みたいな感覚です。
皆さんにとって名前とはどのような存在でしょうか?