DD第1種工事担任者

ついこの前のブログで「資格試験を受けたぞ」と書きましたが、本日、公式サイトで模範解答が発表されました。マークシート方式なので、よほどのことがない限り自己採点どおりの結果になると思いますが、その前提で……。
合格しています。
受験したのは「DD第1種工事担任者」です。知名度はあまりありませんが、れっきとした国家資格です。広い意味での電気工学、正確には通信工学の知識を問う資格です。
工事担任者の資格とは前から付き合いがあり、僕はすでに「アナログデジタル総合種工事担任者」という資格を持っています。ところが、この資格は現在廃止されています。「AIDD総合種工事担任者」がアナログデジタル総合種工事担任者の後継の資格に当たります。ちなみに、AIDD総合種工事担任者は現在、工事担任者の最上位資格になります。
アナログデジタル総合種工事担任者の有資格者がAIDD総合種工事担任者の資格を取る方法はいくつかありますが、AIDD総合種工事担任者の下位資格に当たるDD第1種工事担任者の「端末設備の接続のための技術及び理論」という科目に合格すれば、申請によりAIDD総合種工事担任者として認められます。
だからこの科目のみを先日受験しました。
端末設備の接続のための技術及び理論という科目ですが、光ファイバーがどうの、共通鍵暗号方式がどうのといった通信技術に関するあれやこれやが出題されます。
試験時間は40分で、問題数は25問。60%が合格ラインなので15問正解できれば合格しますが、今日の自己採点で23問正解していることがわかりました。正答率92%!と余裕綽々の合格です。
余裕綽々と言えば、試験会場で休憩時間中に周りが必死でテキストの内容を頭に詰め込んでいる最中、ポケットモンスターGOでポッポやコラッタと死闘を演じていたのが僕です。
使用したテキストは、リックテレコム工事担任者DD1種実戦問題」という問題集のみです。工事担任者に関しては過去も今も、学習のお供としてリックテレコムのこのシリーズしか使用したことがありません。
とにかくいきなり問題を解いてみて、解説を読んで覚えるという勉強法になります。工事担任者対策として、他に有用な参考書や問題集が一切ないので、選択肢がありません。もちろんはじめはまったく解けませんが、繰り返し解くと、嫌でも覚えられます。
本番の試験では過去に出題された問題と類似の問題がよく出題されます。なので、通信に多少でも興味のある人なら、努力がそのまま合格に直結する資格です。「IPアドレスってなに?」みたいな通信の知識がゼロの人だと、頓挫する危険性をはらみます。
僕は久しぶりの受験で、かつ脳味噌の老化が疑わしかったので、万全を期すために4ヶ月前から勉強に取り組みました。1科目受験だったこともあり、これなら10月からのスタートで充分だと反省しています。
この資格に挑戦した目的はいくつかあります。そのひとつが先程述べたように、ヘルスチェックとしての活用です。つまり自分の脳味噌が正常に機能していることを確かめるための物差しとしてこの試験を受けました。
次の資格の受験予定? ありません。取りたいと本気で思える資格が残っていないので。ヘルスチェックのために定期的に「なにか」を受験したいのですが、技術系の国家資格じゃないと嫌だ!みたいな駄々を捏ねていると適当な資格がなかなか見つかりません。