だれもが愛しいチャンピオン

f:id:colosseum:20200103234842j:plain
晦日まで海外に滞在していたこともあり、元旦は後片づけなどに追われました。
昨日は実家へ帰省……と言っても23区内なので日帰りです。
初詣にはいきませんでした。僕は徹底した宗教否定論者なので、初詣にいったところで境内を散歩して帰ってくるだけなので、今年はいいかなと。
今日は株主優待券を利用して映画鑑賞にいきました。有楽町のヒューマントラストまでいき、「だれもが愛しいチャンピオン」を。スペイン映画で、障害者とバスケットボールを描いた作品です。決して僕の好みと思えませんでしたが、インターネットでの評判が頗るよかったし、正月に他にやることもなく。こういうときこそ株主優待の出番でしょ!という次第です。
感想? 万人に勧められる映画だと思います。
ただ物語の緩急を重視する僕としては、一本調子のサクセスストーリーであるところが不満でした。成功の裏にはその何倍もの失敗があっていいはずで、そこをもっと丁寧に描いてもらわないと、成功したときの喜びは込み上げてきません。
5段階評価で、3.5かな。
f:id:colosseum:20200103234908j:plain

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

f:id:colosseum:20200103155613j:plain
我が家の金柑の実がだいぶ鳥に食い荒らされてきたので、ほぼすべてを収穫しました。結構な数が収穫できました。ここまで大量に収穫したのははじめてです。
まだ青みがかった実もありますが、我が家の金柑は多少青くても美味しいので、大丈夫です。ひとつひとつの実は大きく、食べ甲斐があります。

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

僕は直感力に長けています。子供の頃からそれは顕著で、算数や数学のテストでも公式を一切覚えずに直感だけで難問を解いてしまう異才でした。
脳を割って調べたわけではありませんが、左脳があまり発達しておらず、右脳が極端に発達しているようです。そのため、本来は左脳で思考するようなことを、右脳で思考してしまいます。なので常識に反した、しかし正解に近い結論を瞬時にして導くことができると感じています。まさにアスペルガー症候群です。
直感で物事を思考するので、僕の思考には「過程」が伴いません。なぜそういう結論に至ったのか自分でもよくわからないため、他人を説得することを非常に苦手としています。というより「正解は明らかなので、わからない奴のことなど放っておけばいい」という行動に及んでしまい、一匹狼的に立ち回るのが得意です。
例えば、僕はこれまでの人生で生命保険に加入したことがありません。日本人の90%が生命保険に加入していると言われているにもかかわらずです。僕が生命保険に加入しないのは、大学生の頃すでに直感で「生命保険には加入しないのが正解」と結論を導いているからです。現に社会人になって30年間が経ちますが、これまでに一度も生命保険の世話になるような病気や怪我をしたことがありません。まさに僕の判断が正しかったことの証左ですが、新婚当時は妻に「あなたの判断は間違っている。生命保険に入らないと心配だ」と言われて喧嘩になったものです。最近になり、ようやく僕のこの特殊能力を妻に理解してもらえるようになりました。
ちなみに僕は東芝デジタルソリューションズ時代は管理職になれず、実力を発揮できませんでした。これは東芝デジタルソリューションズの経営層が無能だからだというのが、僕の言い分です。判断ミスとしか思えない「選択と集中」戦略の末、東芝デジタルソリューションズはシステムの受託開発をコアビジネスとして営んでいますが、僕はシステムの受託開発に対して徹底した否定論者で、一刻も早く同分野から撤退するべきだという意見の持ち主でした。会社とは水と油の関係であり、僕は自分が最も実力を発揮しづらい会社で30年間我慢して奉公していたと思っています。
最近は他人と上手く付き合う術を身につけるようになりました。自分が直感で導いた結論に対し、「なぜ自分はそういう結論を導いたのか?」について時間をかけてわざわざ紐解くように心がけています。正解がわかっているのに過程に遡って紐解くのは大いにムダな作業ですが、そうすることで他人を説得できるようになってきました。ひとつの成長です。
僕は直感力に優れている代わりに、左脳に欠陥があるために普通の人が当たり前にできることができなかったりします。僕が他人より明らかに劣る能力が「暗記力」です。英単語のような無味乾燥な文字列や決め事を暗記するということが僕にはできません。
そこがアスペルガー症候群の悩ましいところです。
なおアスペルガー症候群は一般的に「空気が読めない」と言われていますが、これは正確な表現ではありません。スイッチというものがあり、スイッチを入れた状態にすると、持ち前の直感力を活かして他の誰よりも的確に場の空気を読むことができます。しかしスイッチを入れた状態はなかなか草臥れるので、普段はスイッチを切っておきます。スイッチを切った状態だと、まったく空気が読めなくなります。これがアスペルガー症候群のひとつの特徴だと僕は思います。