アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv1

民間資格アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験Lv1」の試験合格報告です。

<受験の経緯>

僕は生粋の国家資格コレクターのため、民間資格に興味がありません。
そしてアジャイルでの開発経験がありません。アジャイルに関心もありません。ネットゲームのような頻繁にリリースすることそのものに意義のある世界でアジャイルを活用するのであれば理解できますが、業務システムの開発でアジャイルというのがどうにも納得できないため。
だったらなぜアジャイルの資格に挑戦したのか?
きっかけは、僕の勤め先でこの資格が取得推奨資格に認定されたから。試験に合格したら8月までの期間限定で受験料相当額(11,000円)がキャッシュバックされるとか。期間限定の措置と言われると、やらねば!の衝動に駆られます。根っからの貧乏性なのでしょう。
しかも僕は勤め先で資格部というサークルに所属しています。今年4月の部会で「会社の取得推奨資格なので、この機会にみんなでアジャイル検定に挑戦しよう」という呼びかけがありました。資格部のメンバーである以上、シカトもなんだし!などと思いました。
アジャイルの基本概念をお浚いしておいても、損はないでしょうし。
といった雑多な経緯です。

<試験概要>

プロメトリック運営のCBT方式です。
60問出題され、合格ラインは80点とのこと。
レベル1のため、アジャイルの初心者をターゲットにした試験です。

<試験対策>

リックテレコムアジャイル検定公式テキスト」を5/1に購入しました。ゴールデンウイークの暇潰しにもってこいだったので、即断しました。この本はとても薄く、100ページ強しかありません。本気で読めば一日で読めてしまうボリュームです。内容も薄っぺらなので、斜め読みすれば数時間で事足ります。
さっそく5/2に、見切り発車で受験を申し込みました。試験日は約2週間後の5/14。さっさと片づけてしまおうと思いました。
念のため、インターネットにてスクラム用語を自分で調べました。前述のテキストはXP前提ですが、試験ではスクラム用語も問われるような噂があったため。
正味10時間程度の勉強でした。

<試験当日>

朝一番、御茶ノ水ソラシティで受験しました。東京で日曜日に受験できるのは、ここだけのため。
会場では色んな試験が行われていて、SPIのために来場している学生でごった返していました。
60分間で60問を解かなければいけませんが、35分ほどで解けました。さらに15分ほど使って全問チェック。残り10分で退室しました。
意外に苦戦しました。判断に迷う問いが結構ありました。
苦戦した理由は、
(1)合格ラインが80点に設定されていること。
(2)公式テキストに演習問題が20問程度しかなく、アウトプット学習が困難であること。
に尽きます。
スクラム用語はほとんど出ませんでした。バックログという単語が1度登場したのみだったかな。

<試験結果>

合否は試験終了と同時にわかります。試験の画面に表示されます。またメールでも当日中に送られてきます。

僕のスコアレポートは以下でした。
・基礎知識    :88点
・プロジェクト管理:75点
・開発チームの運営:100点
・開発技能    :76点
・合計      :82点
ギリチョンでの合格でした。ギリチョンでもなんでも合格できればいいので問題ありませんが、あの教材で「合格できる」とも「合格できない」とも言えないもどかしさがあります。
イテレーションレビューはいつ実施するべきなのか。
・レトロスペクティブはいつ実施するべきなのか。
リファクタリングはいつ実施するべきなのか。
といった「いつ」についてもっと深く読み解く必要があったように反省しています。

<今後の目標>

国家資格に回帰します。
まだまだ若い人には負けられません。57歳です。

<余談>

民間資格に興味がないと言っていますが、IT系の民間資格はすでに割と取得しています。主なものとして、
オラクルマスターシルバー
マイクロソフト認定システムエンジニア
・シスコ技術者認定ネットワークアソシエイト
・SAP認定ソリューションコンサルタント(在庫購買管理)
ディープラーニングG検定
など。