浜の朝日の嘘つきどもと

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株主優待券で鑑賞する80作品目の映画を。
今回は「浜の朝日の嘘つきどもと」。評判がいいので。
片田舎で廃業寸前となった映画館を再生するというお話です。
口の悪い主人公を演じた高畑充希はよかったと思います。物語も悪くなかったと思います。
しかしながら僕の評価は5段階で、3.0でした。いわゆる「可」です。
登場人物が「みんないい人」という映画でした。「みんないい人」という構成だと、物語に深みが出ません。主人公の周囲には性悪の人物が多い(母親、同級生)設定らしいのに、それがスクリーンに描かれないので、神経に突き刺さらないのです。
福島県という舞台がいけないのか。原子力発電所の事故以来、福島県に対してはいまだに腫れ物に触るような風潮が日本に蔓延っていますが、あの雰囲気がそのまま映画に表れているような……。
題名にしても、どの辺が嘘つきどもなのか謎でした。