だれもが愛しいチャンピオン

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晦日まで海外に滞在していたこともあり、元旦は後片づけなどに追われました。
昨日は実家へ帰省……と言っても23区内なので日帰りです。
初詣にはいきませんでした。僕は徹底した宗教否定論者なので、初詣にいったところで境内を散歩して帰ってくるだけなので、今年はいいかなと。
今日は株主優待券を利用して映画鑑賞にいきました。有楽町のヒューマントラストまでいき、「だれもが愛しいチャンピオン」を。スペイン映画で、障害者とバスケットボールを描いた作品です。決して僕の好みと思えませんでしたが、インターネットでの評判が頗るよかったし、正月に他にやることもなく。こういうときこそ株主優待の出番でしょ!という次第です。
感想? 万人に勧められる映画だと思います。
ただ物語の緩急を重視する僕としては、一本調子のサクセスストーリーであるところが不満でした。成功の裏にはその何倍もの失敗があっていいはずで、そこをもっと丁寧に描いてもらわないと、成功したときの喜びは込み上げてきません。
5段階評価で、3.5かな。
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我が家の金柑の実がだいぶ鳥に食い荒らされてきたので、ほぼすべてを収穫しました。結構な数が収穫できました。ここまで大量に収穫したのははじめてです。
まだ青みがかった実もありますが、我が家の金柑は多少青くても美味しいので、大丈夫です。ひとつひとつの実は大きく、食べ甲斐があります。

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僕は直感力に長けています。子供の頃からそれは顕著で、算数や数学のテストでも公式を一切覚えずに直感だけで難問を解いてしまう異才でした。
脳を割って調べたわけではありませんが、左脳があまり発達しておらず、右脳が極端に発達しているようです。そのため、本来は左脳で思考するようなことを、右脳で思考してしまいます。なので常識に反した、しかし正解に近い結論を瞬時にして導くことができると感じています。まさにアスペルガー症候群です。
直感で物事を思考するので、僕の思考には「過程」が伴いません。なぜそういう結論に至ったのか自分でもよくわからないため、他人を説得することを非常に苦手としています。というより「正解は明らかなので、わからない奴のことなど放っておけばいい」という行動に及んでしまい、一匹狼的に立ち回るのが得意です。
例えば、僕はこれまでの人生で生命保険に加入したことがありません。日本人の90%が生命保険に加入していると言われているにもかかわらずです。僕が生命保険に加入しないのは、大学生の頃すでに直感で「生命保険には加入しないのが正解」と結論を導いているからです。現に社会人になって30年間が経ちますが、これまでに一度も生命保険の世話になるような病気や怪我をしたことがありません。まさに僕の判断が正しかったことの証左ですが、新婚当時は妻に「あなたの判断は間違っている。生命保険に入らないと心配だ」と言われて喧嘩になったものです。最近になり、ようやく僕のこの特殊能力を妻に理解してもらえるようになりました。
ちなみに僕は東芝デジタルソリューションズ時代は管理職になれず、実力を発揮できませんでした。これは東芝デジタルソリューションズの経営層が無能だからだというのが、僕の言い分です。判断ミスとしか思えない「選択と集中」戦略の末、東芝デジタルソリューションズはシステムの受託開発をコアビジネスとして営んでいますが、僕はシステムの受託開発に対して徹底した否定論者で、一刻も早く同分野から撤退するべきだという意見の持ち主でした。会社とは水と油の関係であり、僕は自分が最も実力を発揮しづらい会社で30年間我慢して奉公していたと思っています。
最近は他人と上手く付き合う術を身につけるようになりました。自分が直感で導いた結論に対し、「なぜ自分はそういう結論を導いたのか?」について時間をかけてわざわざ紐解くように心がけています。正解がわかっているのに過程に遡って紐解くのは大いにムダな作業ですが、そうすることで他人を説得できるようになってきました。ひとつの成長です。
僕は直感力に優れている代わりに、左脳に欠陥があるために普通の人が当たり前にできることができなかったりします。僕が他人より明らかに劣る能力が「暗記力」です。英単語のような無味乾燥な文字列や決め事を暗記するということが僕にはできません。
そこがアスペルガー症候群の悩ましいところです。
なおアスペルガー症候群は一般的に「空気が読めない」と言われていますが、これは正確な表現ではありません。スイッチというものがあり、スイッチを入れた状態にすると、持ち前の直感力を活かして他の誰よりも的確に場の空気を読むことができます。しかしスイッチを入れた状態はなかなか草臥れるので、普段はスイッチを切っておきます。スイッチを切った状態だと、まったく空気が読めなくなります。これがアスペルガー症候群のひとつの特徴だと僕は思います。

中華人民共和国5日目

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今日は午前中、空港にいく前に暇潰しのため厦門市内にある胡里山砲台に寄りました。胡里山砲台は予想どおりつまらないスポットでした。
昼食の牛肉水餃は割かし美味しかったです。
帰りの飛行機では「万引き家族」を見たりし、さきほど無事に自宅に戻りました。
今回の旅は文句なく素晴らしかったです。いい気分転換になりました。
数年前から「もう旅はいいや」が僕の口癖でしたが、今回の旅を通じて旅の素晴らしさを再認識し、忘れた頃にまたいってみたいと思うようになりました。世の中にはまだ僕の訪れていない素晴らしい世界がいっぱいあるはずです。

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今年も今日で終わりです。今年を振り返り、例年になく充実した1年でした。
僕は毎年「自分が誇れることをなにかひとつ達成する」ことを目標に掲げて人生を送っていますが、今年は残念なことに複数の芳しい出来事があり、もったいないほどの1年でした。株式投資のほうも今年はいい感じで運用できましたし、素晴らしい海外渡航で1年を締め括ることができました。
ここで気を抜かずに、来年はさらに飛躍を遂げたいと思っています。どういう形で飛躍を遂げることになるのかまったく予想がつきませんが、楽しみでなりません。

2020.01.03追記 ちなみに2019年に達成した「マイベスト1」は「転職したことと、転職先でマネージャーに昇進したこと」でした。

中華人民共和国4日目

昨日はWiFiの接続できるような環境下ではなかったため、まとめて書きます。

中華人民共和国3日目】
厦門にきて感じたことは、外国人の姿をまったく見かけないことです。世界遺産と言えば、最近はどこにいっても外国人の観光客でごった返しているというのに。どうやらここは観光地として外国人にあまり認知されていないようです。
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今朝はフェリーでコロンス島へ渡りました。コロンス島もまた世界遺産に認定されています。
フェリーの乗車券は外国人には取りにくいことで知られていますが、ホテルのフロントに頼んであらかじめ予約してもらっていたため、僕達は難なくコロンス島へ渡れました。
港に着くと、島内一の名所である日光岩を目指しました。日光岩とは小高い山の上に置かれている巨大な岩です。とりあえず岩の頂上まで登りました。頂上からの眺望は決して悪くありませんが、ただそれだけのことでした。
運が良かったのか悪かったのか、日光岩を降りたあたりで、雨に降られました。日光岩は途中の階段が滑りやすく急勾配のため、さすがに雨の中では登れません。
結局この日、厦門で雨がやむことはありませんでした。僕達は早々にコロンス島の散策を途中で打ち切る方針に切り換えました。島内の見所と言えば他に中国式の庭園ですが、安くもない入園料を支払って傘を差しながら拝観するような場所ではないと判断しました。
ところでコロンス島には20世紀初頭に建てられたたくさんの洋館が点在しています。南京条約以降、租界地としてヨーロッパや日本が進出した歴史的経緯があるためです。これが世界遺産としてのコロンス島の魅力のはずですが、残念なことに観光客に対して案内不足だと言わざるを得ません。「重要文化財」のプレートこそ各戸に掲げられているものの、それぞれがどのような用途で利用されていた建物なのかが一切わからず、消化不良でしかありませんでした。
もともとコロンス島には期待していませんでしたが、思ったよりつまらない場所でした。
午後にはフェリーで厦門島まで戻りました。昼食はフードコートで海鮮沙茶麺を食べました。辛めのスープにエビやアサリの他、カキまで入ったラーメンです。悪くはないけれど、所詮はフードコートレベルの味です。
夕刻に火車駅までいき、厦門とはしばらくおさらばです。いわゆる新幹線に乗って福建省を縦断しました。
列車は目的地である南平市駅に20時に到着。予想を裏切ってここは晴れていました!
ロータリー以外になにもない駅でした。
タクシーが駅前で容易に見つかり、夕食を後回しにして僕達はとりあえず宿舎へ急ぐことにしました。駅から遠く、少し辺鄙な場所にある小さな宿舎だったため、必死で探し回ってくれたタクシーの運転手には感謝です。
僕の手配した宿舎は1,000円/人泊の安宿です。とても人情味のあるお兄さんが経営する安宿でした。
宿舎のお兄さんは僕達が夕飯をまだ食べていないことを知ると、近隣で唯一営業しているレストランまでわざわざ案内してくれました。奥まった場所にあるあたかも倉庫にしか見えないレストランでした。宿舎のお兄さんがレストランのおじさんとの間を上手く取り持ってくれて、4人分150元で凄いご馳走にありつけました。メイン料理として大きな川魚(日本では聞いたことがない名前の種類)を1匹水槽から釣ってきて牛肉やもやしと一緒にカレー味に調理してくれました。これはかなり美味かった! 筍の炒め物も、マッシュルームの炒め物も美味しかったです。寒空の下で食べたこの料理が貴重な旅の思い出になってくれそうです。
終わりよければすべてよし、を体感できた一日でした。
福建省の山奥まで自力で本当に辿り着けるのか?」が命題でしたが、リスクを背負ってやってきた甲斐がありました。就職活動に向けて培ってきた(き)の英語のリスニング能力がときどき役に立ってくれたことも、親としては嬉しかったです。

中華人民共和国4日目】
晴れ。昨日のコロンス島とはわけが違い、今日は是が非でも晴れて欲しかったので、晴天に安堵しました。
今日は武夷山にいきました。
武夷山もまた世界遺産です。しかも数少ない複合遺産のひとつです。
僕は50ヶ所を超える世界遺産を訪れていますが、複合遺産には1ヶ所、自然遺産にもたった1ヶ所にしかいったことがありません。家族みんなで自然系の世界遺産の凄みを改めて体感したいという思いで、今回の旅に武夷山を組み入れました。とても不便な場所なので、日本人がここを訪れるのは稀れみたいです。
僕は日本語の可能な現地ガイドを雇い、武夷山を訪れました。
変てこな形の岩山があちこちに聳え立っています。おそらく川の浸食作用によってできた光景と思われます。芸術的で見事です。
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武夷山の代名詞と言える天遊峰をはじめに訪れました。30分程度の時間をかけて急勾配の山を登り切ると、素敵な絶景が僕達を迎えてくれます。眼下に見える切り立った山々、それをぐるっと取り巻くように流れる川……。疲れ果てた後の絶景なので、感動もひとしおでした。
昼食は食堂が適当に4品ほどの料理、スープ、ご飯、落花生、烏龍茶を用意してくれました。ここでも大きな魚が1匹そのままの形で食卓に出てきて、楽しみながら食しました。
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午後は九曲渓下りを楽しみました。100分ほどの時間をかけて竹でできた筏に乗り、川下りを楽しみます。川の両側に次々と切り立った岩山の絶景が現れるので、心ゆくまで堪能しました。晴れていたので青空と岩山とのコントラストが素晴らしかったです。
筏に揺られながら(け)がぼそっと呟いた「あの頃は小さくてよくわからなかったから、今までにいった場所にもう一度いってみたい」の一言が心に残りました。家族みんなでいった海外の渡航先は台湾、トルコ&ギリシャカンボジア、中国(西安)で、今回の中国(厦門)が5回目です。僕は子育てにおいて家族旅行をなにより重視してきたつもりなので、そう言ってもらえると嬉しいし、彼の心の成長を感じました。
予定のコースを終えて1時間30分程度時間が余ったので「よかったら私の家にこないか?」とガイドに誘われました。ガイドは副業として武夷山のお膝元で中国茶の店を営んでいるらしいのです。僕はぜひと希望しました。
日本人にとって中国茶と言えば、福建省です。そして福建省の中で最も有名な中国茶の産地と言えば、実は武夷山なのです。武夷山にきて中国茶になにも触れずに帰るのはもったいないと思っていたので、渡りに船でした。
ガイドの店に案内されて、中国茶について講義を受けながら僕達は色々な品種を試飲させてもらいました。烏龍茶の産地として4つ(武夷山福建省南部、台湾、あともうひとつは忘れました)あり、武夷山の烏龍茶を武夷岩茶と言います。武夷岩茶には3つの品種があり、有名な大紅袍の他に、水仙、肉桂があるとのこと。これらすべてと紅茶も試飲させてもらいました。あまりにも贅沢な退屈凌ぎでした。お礼を兼ねて大紅袍をはじめ、いくつかの中国茶を買いました。
武夷山はとても素晴らしく、貴重な思い出を作ることができました。
夜、列車で移動して再び厦門に帰着しました。
明日はただ日本へ帰るのみとなります、たぶん。

中華人民共和国2日目

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東南アジアから台湾方面を旅行するときに、僕が楽しみにしているのが果物です。そのためナイフとスプーンは僕の旅の必携道具となっています。
昨夕、厦門を歩いていて果物屋で珍しい果物を見つけたので、38元(570円)と微妙に値段が高かったにもかかわらず買いました。台湾風梨釈迦という名前で売られていましたが、これってたぶんバンレイシです。10数年前に台湾を旅行したときに一度食べたことがあり、美味しかった記憶があるので。
今朝、食べてみました。味は洋梨に似ています。洋梨をもっとクリーミーに、もっと甘くした味わいで、グッドテイストでした。日本の果物屋でこれを見かけることがないのが残念です。

2020.01.01追記 この果物はバンレイシではなく「アテモヤ」という名前だそうです。バンレイシと他の果物とを掛け合わせて作られた品種みたいです。

さて。今日は福建省の誇る世界遺産のひとつへ足を運びました。
福建土楼です。
2008年に福建土楼世界遺産として認定された当時、テレビの世界遺産番組でここを紹介していて、いつかは訪れてみたい世界遺産だと夫婦で話し合ったことがあります。11年経った今、ようやく訪れることができました。
交通の不便な場所にあるため、現地ツアーを手配し、参加しました。
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まず訪れたのが承啓楼です。
福建土楼の象徴とも言える存在で、ここを抜きに福建土楼は語れません。
1709年に80年の歳月をかけて建設されたとのこと。合計で400室という巨大な要塞です。
3重構造+中心の円楼はまるで迷宮でした。フォルムといい、彩りといい、確かにこれは凄い。あまりにも凄くてまったく言葉になりません。
次に訪れたのが塔下村という長閑な村です。世界遺産とは関係ありません。
村から出世した人物が現れると、1本ずつ龍をあしらった塔が建てられる風習があるとのことで、この塔が印象的でした。
この村で僕達は昼食タイムとなりました。小川の流れる中国農村風景を堪能しながら、中華料理を食べられます。230元で炒飯の大盛り、川魚のフライを炒めた料理、牛肉をベースにした佃煮、揚げ出し豆腐など5品と烏龍茶を注文しました。日本人の舌にほどよい味わいでたっぷりと食事を楽しめました。
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そして世界遺産の裕昌楼を訪れました。
700年の歴史を誇り、現存するものの中では最古の土楼だそうです。
他の土楼と異なり、10元/人を支払えば、4階まで登らせてもらえます。4階からの土楼内部の眺望は格別でした。なぜか上階まで登っている観光客はほとんどいませんでしたが、もったいないとしか言いようがありません。
またここでは鉄観音茶を勧められました。土楼の部屋の片隅にバケツ程度の小さな井戸があり、そこから井戸水を汲んでお茶を煎れてくれます。とても不思議なパフォーマンスに感動し、つい勧められるままに鉄観音茶を買いました。
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最後に訪れたのが田螺坑土楼群(歩雲楼、和昌楼、振昌楼、瑞雲楼、文昌楼)です。ここも世界遺産の構成要素のひとつです。
ひとつひとつの土楼は物足りません。すでに見てきた承啓楼と裕昌楼が凄過ぎて、明らかに見劣りします。
しかし山の頂上に展望台があり、そこから5つの土楼を見下ろす絶景が逸品でした。文字どおり絵にしたくなる景色でした。
今回3ヶ所の土楼(土楼群)を周遊しましたが、3ヶ所がそれぞれ異なる特徴を有しており、それらをすべて周ることができたので、満足度は非常に高いです。僕はこれまで数多くの中国の世界遺産を訪ねました(ここが13ヶ所目?)が、福建土楼は間違いなくトップクラスだと僕は思います。
同行した家族にも喜んでもらえました。我が家では今回は家族全員が揃う最後の旅行という位置づけでした。最後の旅行を飾るに相応しい濃密なコースでした。
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中山路を徘徊し、夕食は海鮮麺を食べました。タコやエビ、アサリなどたっぷり入った薄味のラーメンでした。昨日の牛肉麺よりこっちのほうが遥かに日本人の口には合います。
帰りにまたひとつ奇妙な果物を買いました。「火参果」というのが中国名で、いがいがの凄い果物です。日本語名だとわかりません。僕はこの果物を見たのもはじめてです。
味はパッションフルーツをもっと甘くしたような味です。果肉がドロドロで種が多いため、あまり食べられるところがありません。不味くはありませんが、好んで食べるようなものではありませんでした。

2020.01.01追記 アメフラシのような見てくれのこの果物は「キワノ」という種類だそうです。

とにかく今日の旅は楽しかったです。

中華人民共和国1日目

19回目の海外視察となりました。今回訪れているのは、中華人民共和国です。
中国を訪れるのは今回で実に11回目です。やはり海外に赴くなら中国です。世界遺産という観点で言うならば、他国と比較して中国は数、質ともにハイレベルであり、日本から気軽にいけるという利点も大きいです。過去には北京、上海の両直轄市の他に、黒竜江省吉林省遼寧省陝西省江蘇省浙江省を訪れたことがあります。
今回きているのは烏龍茶の産地として知られる福建省です。
成田から今日の午後、早い時間帯に厦門に到着しました。
ホテルに寄り、フロントの人と明後日のフェリーの乗船券についての交渉からスタートしました。言葉の壁に阻まれそうになりましたが、なんとかクリアしました。いきなりハードな旅です。
その後、適当に市内を散策しました。
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まず訪れたのが、南普陀寺です。厦門島随一の名所です。境内は広く、参拝客でごった返していました。
配色といい配置といい、いかにも中華な趣の見られる寺で、「佛」の巨大な文字がなかなか見事でした。この文字の前でありがたがって拝んでいる中国人がいっぱいいました。
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そして仔猫博物館へ。ここはガイドブックにも載っていない厦門の丸秘スポットです。博物館と言っても、いわゆる博物館ではなく、猫をモチーフにしたストリートです。どうってことないと言えばどうってことありませんが、海外でこういう風景を楽しむ機会はあまりないので、新鮮でした。
厦門のメインストリートである中山路歩行街まで歩き、夕食を食べました。地元の人しかいかないような店で、小籠包と牛肉麺を食べました。4人で腹いっぱいに食べて2,000円くらいなので、さほど安くはないかもしれません。
帰りに火車駅へ寄り、明後日の鉄道の乗車券を確保しました。なにしろフリーツアーなので、なにかと自力でこなさなければいけません。
今日は準備運動みたいな日として位置づけていましたので、思ったよりアクティブに過ごせました。中国にはもう何度もきているので、おおよそ要領はわかっており、効率よく回れた勝因のように思います。
ちなみに日本と比べて寒くなく過ごしやすい気温でした。シュロが生えていたりして雰囲気が沖縄っぽい……南国っぽいです。

ストップ高:千趣会

絵に描いたような劣等生だった千趣会ストップ高を演じました。業績の急回復が原因です。
おかげで同銘柄については91%の含み益となりました。
幸せになりたければ、リスクを取ることが不可避です。リスクを回避したがる人ほど普段のリスク対策がおざなりになり、くだらないところでリスクの洗礼を浴びる羽目になると僕は思います。僕は普段から積極的にリスクを取りにいくので、警戒心が強く、アクシデントにも強いです。鬱病やリストラといった難易度の高いリスクに対しても上手く対応できたのは、その表れです。
必ずしもその対象が株式投資である必要はありませんが、株式投資はなかなかいい教材だと思います。

家族を想うとき

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株主優待の映画鑑賞券の有効期限が今月末までなので、新宿まで足を運びました。鑑賞したのは「家族を想うとき」。客席数が少なかったこともあり、結構混んでいました。
悪いほうへ悪いほうへと向かってしまう家族の行く末を描いたユーロ映画です。
身につまされる内容の作品でした。家族ってどこかに綻びが生じると、どんどん坂道を転げ落ちてしまうものです。そして子供は親の思うとおりには育ってくれません。だから子供のいる家庭ほど災難に見舞われます。
家族が上手く機能しなくなったときにどうするべきか? そうなる前に打てる手はないのか? 迷いながら僕もようやく子育てが最終コーナーに入りました。きっと僕なりに最善を尽くしたのだろうな……よくわからないけれど、と自分を振り返りたくなる映画です。
道ゆきはさておき、この映画はラストが不満です。ミステリー小説家を営んでいると、ラスト偏重主義になります。この映画のラストの見せ方は最悪と言えます。映像の美しさなど細かいところにも粗さがあり、評価としては「よかったんだけれど」とただし書きをつけながら3.5のように思いました。
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我が家の金柑がまた鳥に食い荒らされるようになりました。しょうがなく、まだ実に青さが残っているものの、一部を収穫しました。
農家が獣害や鳥害に悩まされているという報道をたまに見かけますが、気持ちはよくわかります。