第一級陸上特殊無線技士

第一級陸上特殊無線技士の試験合格報告です。

<受験の経緯>

昨年の4月に勤務先にて資格部が発足し、参加したのが発端。折角の機会なので、国家資格コレクターとして活動しています。
僕自身は以下のページの記載のとおり、国家資格の取得(あくまで「合格」ではなく「取得」)にターゲットを定めて活動しています。
 趣味として取得可能な国家資格一覧 - 矢野龍王のブログコロシアム
国家資格の中でも、第一級陸上特殊無線技士を狙った理由ですが、
(1)すでに受験すると決めていた航空特殊無線技士のついでに類似の資格を狙うと学習効率がいいと感じたため。
(2)次回の第一級陸上特殊無線技士の試験が日曜日に開催されると知ったため。これを逃したら、平日に受験しなければならなくなる。
(3)無線従事者の中で、最初に勉強するには適度な難易度の試験に感じられたため。

<試験概要>

無線従事者の1区分。
試験科目は「無線工学」「法規」の2科目。4択ないし5択のマークシート方式です。
無線従事者の中では中程度の難易度(一陸技>二陸技>一陸特(今回受験)>二陸特>三陸特)です。高校卒業レベルの数学(対数)の知識が要求されます。数学のセンスがない人にこの資格は向きません。

<試験対策>

無線従事者の受験は今回はじめて。ゼロからの学習スタートです。
本試験の4ヶ月前から勉強を開始しました。
使用した教材は、東京電機大学出版局「合格精選420題第一級陸上特殊無線技士試験問題集第4集」のみです。

参考書を使わずに問題集のみで挑みました。
なかなかいい教材で、これを徹底的に読めば合格可能です。しかしながら解説がまったく丁寧ではありません。そのため、この教材で挫けずに学習を続けられるかどうかで、合否が決まります。

<試験当日>

試験会場は東京ビッグサイト。13時開始。東京ビッグサイト周辺に飲食店が少ないため、乗換駅の豊洲で昼飯を。
会場はレセプションホールという大部屋で、数百人の受験者が集いました。
座席は概ね自由で、僕は一番前の座席を選びました。途中退室するときなどに便利かと。
法規と無線工学合わせて36問/3時間ですが、時間は余ります。僕は1時間20分で退室したほど。
くだんの問題集をきちんと勉強していれは、9割方は正解できそうな内容でした。まったくの初見の問題は1問しかなかったような。その1問も常識で解ける内容でした。
ただ対数の知識を必要とする問題はひとつも出題されませんでした。問題集ではよく取り上げられていたのに。
パラボラアンテナの利得を求める計算問題で、「円周率の2乗=10」と我流で置換して計算の省力化を図ったのは、我ながらグッジョブだったと思いました。なにしろ電卓が使用禁止、かつ5択の問題なので。

<試験結果>

合格と記載されていました。得点など詳細の情報は不明です。

<今後の目標>

当然、一陸技か二陸技か。
まだなにも決めていません。

保有国家資格>

保有国家資格は以下のとおりになりました。
Noの欄に「◇」と入れているのは、試験に合格のみの資格(保有とみなされない資格)。
Noの欄に「・」と入れているのは、他に取得している資格の完全下位互換資格。

No 取得年 資格名 難易度
01 1987年 普通自動車第一種運転
02 1987年 中型自動二輪車運転
 ・ 1988年 第二種情報処理技術者
03 1992年 第一種情報処理技術者
04 2000年 ネットワークスペシャリスト
05 2000年 プロジェクトマネージャ 特A
06 2000年 甲種火薬類取扱保安責任者
07 2000年 一般旅行業務取扱主任者
08 2001年 システム監査技術者 特A
09 2002年 テクニカルエンジニア(システム管理) 特A
 ・ 2003年 デジタル第1種工事担任者
10 2003年 アナログデジタル総合種工事担任者
2004年 技術士補(経営工学部門)
11 2004年 情報セキュリティアドミニストレータ
12 2010年 データベーススペシャリスト
13 2011年 情報セキュリティスペシャリスト
◇・ 2016年 DD第1種工事担任者
14 2016年 AIDD総合種工事担任者
15 2022年 情報セキュリティマネジメント
16 2022年 乙種第4類危険物取扱者
17 2023年 乙種第1類危険物取扱者
2023年 乙種第3類危険物取扱者
2023年 乙種第5類危険物取扱者
2023年 航空特殊無線技士
2023年 第一級陸上特殊無線技士

ハイペースで資格取得しています。